2008年07月20日

香納諒一 記念日 (7/2008) ☆☆☆☆☆


記念日
著者: 香納諒一
出版社: 光文社
サイズ: 単行本
ページ数: 447p
発行年月: 2008年05月
ISBN:9784334926083
本体価格 2,000円 (税込 2,100 円) 送料別
記念日

私は目覚めた。目の前に知らない女がいる。
そしていろいろ会話をして、気付いた。
自分には記憶がない、と…自分がだれかが、わからない。
それだけではない。自分が何語を話しているのかすらわからないのだ。

どうやら中国語らしい。そして自分がいるのは日本。 果たして自分は誰なのか? 
記憶を戻そうとすると頭痛が襲う。そして、うわごとで言っていた名前はいったい誰のものなのか?

誰を信じていいのか、わからない。その中で言えることは、ある男が自分の将来のカギを握っているだろう、ということだ。
その男が実在するかはわからない。 なぜなら、その男は自分と同じ顔をしているはずだからだ。

そして私はもがく。自分の記憶を、そして人生を取り戻すために…


ハードボイルドで面白い!
誰を信じていいのかがわからない(おそらく、誰も信じてはいけない)状況のなかで、主人公は何とか野性の勘を頼りに生き延びていく。そして自分の運命を自分で切り開いていくのだ。

何度もどんでん返しがあり、そして落ち着くところに落ち着いたように見えて、それでも終わらない。

最後の最後まで、何が真相なんだかわからない。それがまた手に汗を握る展開を作り出している。
非常に面白い。 わくわくさせる、アクション大好きな大人向けの読み物だと言える。

お勧め度:☆☆☆☆☆ 非常に良質のエンターテインメントだと思います。

追伸:ひとつだけ気になるのは、なぜ熱にうかされてあの名を呼んで謝罪していたのか、です。

記念日


ラベル:香納諒一
posted by 濫読ひで at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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