2008年06月21日

雀野日名子 あちん (6/2008) ☆☆☆☆


あちん

幽ブックス
著者: 雀野日名子
出版社: メディアファクトリー
サイズ: 単行本
ページ数: 179p
発行年月: 2008年05月
ISBN:9784840123228
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円) 送料別

あちん

第二回「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞した作品「あちん」を軸にして書かれた連作短編集。

主人公の私は県庁の事務員。さして忙しい仕事ではない。
近所にお堀がある。雨の日は、お堀のそばを歩いてはいけない。


なぜなら、オホリノテが出てきて、お堀にひきずりこんでしまうという言い伝えがあるからだ。そしてもう一つ、もっと現実的な問題がある。顔半分がつぶれた片腕の年寄り、鉄五郎がくるからだ。 

その日は雨だった。
翌日京都へ行くために急いでいた私は、お堀の横を走っていた。するとオホリノテという水草がどんどん地面に上がってきて足をとられて切符を落とす。それから鉄五郎がやってきて「あちんあちん」と叫んだ。

それから私に恐ろしいことが起こり始めた…


ホラーとして十分に水準に達している作品だと思う。
大賞をとったのもうなずける。

個人的にはホラーはあまり好きではない(怖いから!)のだが、この作品集には好感がもてた。

最終話の結末もなかなかいい。

お勧め度:☆☆☆☆ 怖い話が好きな人多いですよね〜

なお、この本は、読者のYさんからご紹介いただきました。いつもありがとうございます。


あちん
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ラベル:雀野日名子
posted by 濫読ひで at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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