2014年10月19日

滝田務雄 ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿 (10/2014) ☆☆☆☆1/2



「田舎の刑事」シリーズの滝田務雄(たきたみちお) の新作。

キャリア組のコンビ、理恩(りおん)と拾得(じっとく)が、現場と軋轢を起こしながら事件を解決していくシリーズだ。
最終話では、このコンビの永遠のライバルとも言えるような存在が示される。今後、このシリーズではこの二人対ライバル、の事件が展開されていくのだろう。

商品の詳細説明
女刑事の理恩には問題が多い。減らず口を叩いたり、食い意地が張っていたり、すぐ迷子になったり。だが推理だけは超一流! コワモテの部下である拾得とともに、タレント歌人の失踪、大学教授の謎の死といった4つの難事件に立ち向かう。ドラマ化された「田舎の刑事」シリーズの著者による、待望のコミカル・ポリス・ストーリー。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
始末書を乱発している若き刑事・畑山理恩。捜査本部長に減らず口を叩いたり、異常な食い意地で騒動を起こしたり、出かけるたびに迷子になったり…。だが推理だけは超一流!理恩をバカ扱いする部下の寒山拾得とともに、タレント歌人の失踪、大学教授の怪死といった4つの難事件に立ち向かう。笑いはたっぷり、謎解きはしっかり。この味はクセになる!

と、紹介されている。

お薦め度:☆☆☆☆1/2 おふざけのようで、謎解きについては本格的になっています。
タグ:滝田務雄
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2014年10月18日

小路幸也 ビタースイート・ワルツ (10/2014) ☆☆☆☆

ビタースイートワルツ

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著者:小路幸也
価格:1,620円(税込、送料込)
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モーニング

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コーヒーブルース
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に続く話。

刑事の三栖さんが姿を消した。ある事件を追いかけているらしい。三栖さんの部下で、たぶん恋人の甲賀さんが探しにきた。
一方、あゆみちゃんの友達が、音信不通になった。

その一見無関係にみえる事件2つが、いつのまにかつながっていく。
そこはシリーズの他の作品とも同じだし、あるいは作者の他のシリーズでも同じだ。

こじつけに近い部分もあるが、実際は面白いからそれでいい。
エンターテインメントはそういうものだ。

楽しく読んでいこう。

お薦め度:☆☆☆☆ 自作ではあゆみちゃんと結婚するのでしょうか。

タグ:小路幸也
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2014年10月04日

柚木麻子 伊藤くん A to E (10/2014) ☆☆☆☆



形式としては三浦しをんの「私が語り始めた彼は」に近い。
伊藤くん、という人間について回りの人間が語るもの、あるいは周りの人間の視点から描写されるものだ。

三浦しをんとの違いは、この伊藤くんというのがクズだ、ということだ。
とにかく虫唾が走るくらいひどいダメ人間だ。
他人に依存するし、偉そうなことを言うが何も行動しない。女性に頼られると逃げる。むしろ女性に支えてほしいということ。
女性というより、外部に、ということになる。
硬い甲羅のなかで、誰かに引き上げてもらえるのをじっと待っているだけ。

こういうクズはひさびさだ。
こんなクズをモテるように描写する柚木麻子は意地悪だ。

まあ、直木賞あきらめたってよ、と某トヨザキ社長に帯に書かれたけどノミネートされたし、いいんじゃないだろうか(笑)。

お薦め度:☆☆☆☆ この伊藤くんのクズっぷりをちゃんと見て怒ってください。



タグ:柚木麻子
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田中啓文 ウィンディ・ガール ストーミー ガール  サキソフォンに棲む狐 (9/2014) ☆☆☆☆1/2




田中啓文の作品だが変なものでもお下劣なものでもない。

主人公は女子高生。
ブラスバンドでサックスを吹き、普門館を目指す…ところから始まるのだが、彼女はジャズに目覚める。
質屋で偶然手に入れたアルト・サックス。それを何とか吹きこなそうとするが、なかなかうまくいかない。するとそのサックスから、しゃべる狐が現れた…。そしてテンコはいつのまにかジャズを目指していく。

主人公のテンコの父は、新宿で不慮の死を遂げていた。
彼女は事故だときかされていたが、実際はどうだったのだろうか?

テンコのサックスの元のオーナーは、どうやら有名なジャズミュージシャンだったらしい。だが、彼がどうなったのか、誰も知らない。

テンコが父親の死の真相を追いかけるうちに、彼女自身が見えない敵に追われるようになり…


面白い。
ジャズもブラバンも知らなくても楽しめる。
知っている人は余計に楽しめそうだが。

お薦め度:☆☆☆☆1/2 そんな簡単に吹けたら苦労はしない!(^_^)
タグ:田中啓文
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楡周平 レイク・クローバー (9/2014) ☆☆☆☆

レイク・クローバー

レイク・クローバー
著者:楡周平
価格:1,944円(税込、送料込)
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ミャンマーの奥地で米国企業がひそかに作業をしていた。すると正体不明の病気にかかった男が出た。男は、死ぬ前に近くにいた他の男の首を噛んだ。そこから寄生虫が別の男に入り込み、そしてその男も…。

米国CDCはその原因追求のために現地に飛ぶ。その一方、ミャンマーでオペレーションを行った潜水艦にも、同じ症状が生じていた…。

CDCのスタッフである佑二は、現地で奇妙な男に出会った。もしかして日本人なのか?
謎の寄生虫の謎を解くことができるか?そして誰が助かるのか?

楡周平の面目躍如というところだ。米国の記載もかなり詳細になされている。


お薦め度:☆☆☆☆ 密室でこんな寄生虫に…考えたくないです。
タグ:楡周平
posted by 濫読ひで at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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