2014年08月23日

小手鞠るい アップルソング (8/2014) ☆☆☆☆1/2



小手鞠るいの作品。
だが、これはまだるっこしい恋愛小説でも愛欲のぶつかり合う話でもない。
フィクションとノンフィクションを織り交ぜたタイプの小説だ。
実際にこれがフィクションなのかノンフィクションなのか、ずっと先までわからない。

物語は「私」の視点で語られたり、主人公である茉莉江の視点で語られたりする。
茉莉江は、国際結婚した実の母に連れられてアメリカに渡り、母の死を機会に高校の途中でニューヨークに移り住み、そこで日本人の坂木という男性の導きで写真家になった。
そして日本人カメラマンの蓮慈と出会い、恋人になる。なかなか結婚できないまま妊娠し、彼はベトナムへ飛ぶ。そして茉莉江は日本で大きな事件に遭遇し…。

茉莉江の強さ、そして「私」の彼女を追う足跡を描いていくこのノンフィクションなのかフィクションなのか。写真に詳しくない自分には最後のほうまでわからなかった。


読み方としては、それでいいのだろう。

お薦め度:☆☆☆☆1/2 彼女の撮った写真を見てみたいです。
ラベル:小手鞠るい
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唯川恵 途方もなく霧は流れる (8/2014) ☆☆☆☆



航空会社に務めるバツイチの岳夫はリストラにあい、仕方なく姉が数年前まで使っていた軽井沢の別荘にころがりこんだ。実際は失踪した父が購入したものだった。

将来を約束したわけでもないCAの美映からは、こう言われた「あなたは結局、責任を取るのがイヤなのよ。だから自分からは何も言わないの。表面的には相手の意思を尊重するようなふりをしているけれど、それはポーズでしかなくて、すべてのことから逃げてるの。今度のこともそう。私に言ったのは『軽井沢でクラスことにした』、それだけよね。私に来いなんてひと言も言わなかった」
「あなたのずるさは、そうやって一見まっとうな理由を掲げて、自分を正当化するところ。そうじゃないでしょう?あなたは私が勝手に付いて来た、というスタンスを取りたかったんでしょう?だって、来て欲しいなんて言って、あとで私にこんなはずじゃなかった、って文句を言われたくないもの。あなたはいつもそう。そうやって先に逃げ道を用意しておくの。私ね、今回のことでやっと決心がついたのよ。もう無理だって。あなたとは一緒に生きていけないって」




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ラベル:唯川恵
posted by 濫読ひで at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月22日

藤原祐 煉獄姫 (8/2014)



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
現世のひとつ下の階層に位置する異世界“煉獄”。そこに満ちる大気は有害であり、一方で人の意志に干渉して森羅万象へと変化する性質を持っている。瑩国第一王女であるアルテミシアーアルトは、その煉獄へ繋がる扉を身の裡に孕む特異体質の持ち主だった。常に毒気を身に纏い近寄る者すべてを殺してしまうが故、普段は呪われた子として城の地下牢に幽閉されている。しかし彼女は時折、外の世界へ出る。従者である少年騎士フォグと共に、王家の密命を受けて。煉獄の毒気を練り超常を操る“煉術師”としてー。策謀と毒気が渦巻く都市“匍都”で繰り広げられる薄闇の幻想物語、開幕。


フォグがなぜ生まれつき毒に強いのか、最後のほうで明かされる。

そして話は次巻以降へと引っ張られていく。
ラベル:藤原祐
posted by 濫読ひで at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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