2014年01月19日

ヒキタクニオ 裸色の月 ☆☆☆☆1/2 (1/2014)

【送料無料】裸色の月 [ ヒキタクニオ ]

【送料無料】裸色の月 [ ヒキタクニオ ]
価格:1,838円(税込、送料込)



ヒキタクニオの傑作。
最初はべつにそうは思っていなかったが。

主人公、省吾の職業は「消し屋」だ。人を殺し、その痕跡もとどめないようにするのが仕事になる。ときどき戸籍も変えて名前も変える。
そんな省吾が裏社会とつながる政治家から受けた今回の依頼は、ある宗教団体の教祖が本物かもしれないので見定めて、必要に応じて処分する、ということだった。
教団に入りこんだ省吾は、そこで教祖の孫で魅力的な若者、遥介と会う。
遥介のボディガードになった省吾は、知り合いの聡明な女性、麻を呼び寄せう。

教団で遥介が始めたことは、なんと宗教のM&Aだった…


面白い。
暴力団と政治家が癒着するとか、政治家と宗教がかかわるとかはよくある話だ。
だが、「宗教団体のM&A」というのは言われてみるとありえるが、考えつかなかった。
それをすすめるためにはどうしたらいいのか…なかなか発想が面白い。

一方、ちょっと弱いかな、という設定もある。たとえばHTたちの行動などだ。そして轟のその後の彼らへの処遇に対して、HTらがどう行動するのかは気になる。

続きを読む
posted by 濫読ひで at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

海堂尊 ケルベロスの肖像 (1/2014) ☆☆☆☆

【送料無料】ケルベロスの肖像 [ 海堂尊 ]

【送料無料】ケルベロスの肖像 [ 海堂尊 ]


もうこのシリーズも進みすぎていてなんともいえない。
田口医師はいつのまにやらスーパースター的になっているし、いいかげんなおっさんから策士に変身している。
螺鈿迷宮もブラックペアンも読んでいるが、人物関係を思い出すのは結構面倒だ。

最初は面白い作品だったが、ちょっと荒唐無稽がすぎてしまっている。

まさか田口医師を○○に乗せるとは…あまりに突拍子もない。
続きを読む

タグ:海堂尊
posted by 濫読ひで at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月12日

誉田哲也 あなたの本(2014/1) ☆☆☆1/2

【送料無料】あなたの本 [ 誉田哲也 ]

【送料無料】あなたの本 [ 誉田哲也 ]
価格:1,470円(税込、送料込)



誉田哲也の短篇集。SF的なものも多い。

玉石混交といえる。いい作品はいいしそうでないものもある。

表題作「あなたの本」 期待を裏切ると言うか読者の裏をかくものの、その説明が無いので読者としては非常にフラストレーションがたまる。

「天使のレシート」伏線をうまく使っている、とも言えるがなぜ天使なのだろう。

「最後の街」 SF、ファンタジーとしてよくまとまっている。好きな作品。

「交番勤務の宇宙人」評価が分かれそうだが僕は好きだ。

など。
かなり読者を選びそうだ。
続きを読む
タグ:誉田哲也
posted by 濫読ひで at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月04日

坂井希久子 ヒーローインタビュー (1/2014) ☆☆☆☆1/2



多くの書評で絶賛されている本。

阪神の無名選手「仁藤全」について書いている。
架空なのかモデルがいるのかはよくわからない。(調べればわかるかもしれないがそれも野暮だろう。)

ちょっと変わった手法なのは、「ヒーローインタビュー」というタイトルなのに、仁藤のヒーローインタビューは出てこないことだ。というより、仁藤本人は登場しない。あくまで仁藤を知る人たちに対してのインタビューを重ねることにより、仁藤全という人間を浮き出させている。

仁藤の高校の同級生や、行きつけの床屋の女性、阪神のスカウトなど、いろいろな人間が彼について語る。
仁藤は阪神ではあまり活躍しなかった。そしてすぐに引退してしまったのだ。

小説の冒頭にこうある。
「ピンボールのように一軍と二軍を行ったり来たり。むしろ「二軍の帝王」と渾名されるほど、一軍では見どころのない選手だった。
間違っても伝記が書かれるような選手ではない。だから彼のことはあまり語られない。
だが彼について語るところのある者にとって、彼はまぎれもなく英雄(ヒーロー)だった。続きを読む
タグ:坂井希久子
posted by 濫読ひで at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月03日

森見登美彦 聖なる怠け者の冒険 (12/2013) ☆☆☆☆1/2



ご存知森見登美彦のファンタジー。
今回の主人公は「怠け者」だ。
「怠け者」というのは古来いろいろな小説の主人公になる。
たとえば三年寝太郎。 あるいは北杜夫の各種ユーモア小説然り。
本編の主人公はなんと、ずっと寝ている。寝ている間にストーリーだけ進行していく。
主人公が登場せずにずっと昼寝する。そんな小説があるのか?いや、あるのだ。
それこそ森見登美彦の真骨頂。
主人公が寝ていても話は進む。

舞台は京都。そして宵山の夜だ。
宵山といえばあの「夜は短し歩けよ乙女」もそうだ。
また、登場するのが「ぽんぽこ仮面」そして狸を本尊とする八兵衛明神。
とすればやはり「有頂天家族」ともかかわってくる。
続きを読む
タグ:森見登美彦
posted by 濫読ひで at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

森博嗣 ヴォイド・シェイパ (12/2013) ☆☆☆☆



こちらは森センセイのブラッド・スクーパの続編だ。
ゼンは放浪の途中、城下町に入る。そこで侍たちの争いを見たゼンは、いつの間にかその争いにまきこまれていた。
城の中に入ったり、宿屋のいざこざに口をだしたり。そして思いがけない人に会う。
ゼンは死ぬことを恐れていない。ただ死ぬだけだ、と思っている。師のスズカ•カシュウ はすでに死んだ。ゼンは今から何を求めるのか?じぶんより優れた剣豪と戦いたい、と言うことだけかもしれない。

続きを読む
タグ:森博嗣
posted by 濫読ひで at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近藤史恵 キアズマ (12/2013) ☆☆☆☆1/2

キアズマ

キアズマ
著者:近藤史恵
価格:1,575円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



近藤史恵の自転車シリーズ第4作。 
舞台は大学の自転車部。
俺、岸田は人を怪我させてしまったことをきっかけに大学の自転車部に入部した。
すると、意外なことに自転車は自分に合ったスポーツだった。
どんどん競技が面白くなる。
勝ちたいという欲求がどんどん大きくなっていく。
だが俺は1年で辞めると決めていた。
続きを読む
posted by 濫読ひで at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小手鞠るい 美しい心臓 (12/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】美しい心臓 [ 小手鞠るい ]

【送料無料】美しい心臓 [ 小手鞠るい ]
価格:1,470円(税込、送料込)



わたしは夫のいる女性。
夫のDVがあり、逃げている。
その一方、わたしはいま、別の男性との逢瀬を楽しんでいる。

楽しんでいるといえば語弊があるだろう。
彼こそが私のすべて。
彼に抱かれることがこの世で一番の幸せ。

彼は私を抱いたら家に帰る。それがもどかしい。

ある時、彼は長期出張になった。
私は仕事を辞めて彼についていった。
そこで過ごした夢のような日々。
そして「美しい心臓」という言葉を知る。

続きを読む
タグ:小手毬るい
posted by 濫読ひで at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。