2012年06月30日

石持浅海 玩具店の英雄-座間味くんの推理 (6/2012) ☆☆☆1/2

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石持浅海の本はたくさん読んでいる。
http://tinyurl.com/7f6nm9c

デビュー作(なのかな) BG,あるいは生けるカイニス 
http://hidebook.exblog.jp/2830672/
は衝撃的だった。

その後の作品はSFと推理小説が半々という感じだろうか。
あるいはちょっとしたパラレルワールド的なもの。

この作品は推理小説だ。
以前読んだ「心臓と左手」
http://hidebook.seesaa.net/article/102197938.html
などの続編となる。

津久井操は、科学警察研究所の研究員だ。ここは警視庁の管轄の科学捜査研究所と違い、警察庁の管轄で犯罪捜査にかかわるさまざまな基礎研究をしている。

今回のパターンは、津久井が大迫警視正と「座間味くん」と呼ばれる男性と三人で飲みながら話をし、座間味くんが謎解きをする、というパターンになる。
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ラベル:石持浅海
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2012年06月24日

原宏一 東京ポロロッカ (6/2012) ☆☆☆☆

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ポロロッカとは、アマゾン川の逆流のことだ。
アマゾン川が年に1度、大きく逆流する。その波は非常に大きく、そこをサーフィンする命知らずもいるという。

東京でポロロッカが起きる、という噂がたった。多摩川の逆流、ということになる。
この作品は、東京ポロロッカの噂の始まりと、その広がりに翻弄される人々の話となる。
それぞれの章で主人公や登場人物が変わり、その結果として「東京ポロロッカ」をめぐる人々たちが生き生きと描き出される。続きを読む
ラベル:原宏一
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2012年06月17日

古市憲寿 絶望の国の幸福な若者たち (6.2012) ☆☆☆☆

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先日NHKにも出ていた新進気鋭の若手社会学者の本。
この本の紹介は難しい。というか、紹介というよりは自分のこの本に対する姿勢が定まっていないのだ。

もちろん中身は非常に面白い。だがちょっとあくも強く、作者自身がいうように、一日一章読むくらいがちょうどいい。

世代論はいつの世でもある。
だがそこで気になるのは、「自分がそこにいた時代」のことを「いなかった人間」が記していくことへの違和感だ。
その時代を体験した者と体験していない者には決定的な差がある。本や資料でしかその時代を知らない人間は、身近にいろいろな体験をした自分とはその時代に対する考えもアプローチも評価も全く違うのだ。

「小さいおうち」という中島京子の作品がある。その中で、若者は過去のことを本で読んだだけでいろいろ決めつける。だが実際その時代に生きた人間はそんなことは思っていなかったりする。
67.3%
「昔はよかった」「昔なんてひどい時代に行きたくない」人はそれぞれ考えがある。
続きを読む
ラベル:古市憲寿
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2012年06月16日

吉野万理子 海岸通りポストカードカフェ (6/2012) ☆☆☆☆1/2

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「ポストカードカフェ」ちょっと変わったカフェだ。
ここは人々のハガキが集まる場所。
ポストカードカフェ気付けでハガキを出す。
すると、店から宛名の人に連絡がいく。
そしてハガキを受け取った人は、店でそのハガキを読む。 壁にハガキが貼られていて、ハガキは永久保存される。
「この店に送っておけば、書いた本人が訪ねてきて、また見ることができる。」なるほど。送り手、受け手両方がずっと見返すことができるわけだ。

今日もカフェにハガキが届いた。そして、カフェから宛名の人へと連絡がいく。


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柚木麻子 あまからカルテット (6/2012) ☆☆☆☆

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仲良し女性4人組の物語。それぞれを主人公にしたオムニバス。
中学時代からの親友たちではあるが、結婚適齢期を迎え、皆それなりに悩んでいる。
のっけから「恋する稲荷寿司」と、タイトルが面白い。
二十八歳の咲子は、花火大会で隣にいた男性から稲荷寿司をもらった。その男性に思いを寄せるが、名前も連絡先もわからない。そこで咲子は、友人たちの力を借りて、その稲荷寿司の味を頼りにその彼を探すことにした… 
4人がそれぞれ自分の得意分野を使ってなんとかしようと頑張るが、やはり決め手は「味」のレシピだった。

落語であれば「崇徳院」の「割れても末にあわんとぞおもふ」のような話だ。手がかりは稲荷寿司だけ。
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ラベル:柚木麻子
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2012年06月03日

楡周平 虚空の冠 上下(6/2012) ☆☆☆☆☆ 

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楡周平の力作。
大きな話が二つ。戦後の日本の話と、それから現代の話だ。
その二つを結びつけるのが、伝書鳩、ということになる。

渋沢大将(ひろまさ)は、駆け出しの新聞記者として極東日報に居た。
当時は戦後GHQの支配下にあり、あらゆる原稿は検閲の対象となっていた。

渋沢は、島の大火事の取材のため、船に乗り込む。濃霧の中、その船は米軍の船に衝突し、沈没するが、渋沢は一人だけ生き残る。その意味は何か…

現代の日本。新原亮輔は、日本第三位の通信事業会社、グローバル・エレコムの常務だ。
創業からの仲間、芦野が話をもちかけてきた。
新事業を打ち立てようと言うのだ。 それは、携帯端末を無料で配布し、電子出版プラットフォームにしよう、という壮大な計画だった…

この二人が、それぞれの時代で活躍していく話になる。


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ラベル:楡周平
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高杉良 破戒者たち (6/2012) ☆☆☆☆

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「本作品はフィクションであり、実在の人物、団体などとはいっさい関係ありません」
と巻末に記載されている。

だが実際は、これは日本振興銀行、木村剛の銀行の興亡を記したノンフィクションに近いのだろう。もちろん小説であるから、すべてがそのとおりに起こったわけでもなく、関係者がこのように動いたとも限らない。

主人公は大塚という、もと金融庁のノンキャリ検査官だ。彼は職を辞し、Mファイナンス執行役員企画部長となっていた。大塚は、「竹井プラン」といわれる金融機関の規制強化について裏で糸を引いた村木に対して、現場の人間として抗議の直談判をした。 その結果、逆に村木に気に入られ、村木の会社、Mファイナンスの執行役員になった。

村木は新銀行の構想を立ち上げ、大塚は、高校の同級生で、オラガ取締役の倉田とともに、新銀行の立ちあげに奔走する。
だが、新銀行の社長予定のオラガの越智と、村木の関係が険悪になる。
その一方、東京都も新銀行を立ち上げ、また多くの都銀も新銀行のターゲットである中小企業金融へと動いていった。
そして、銀行は確実に破滅に向かって動いていた…。

その後、村木が続きを読む
ラベル:高杉良
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朝井リョウ 少女は卒業しない (5/2012) ☆☆☆☆

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チア男子!
http://hidebook.seesaa.net/article/183063011.html
の朝井リョウの作品。
高校の卒業式シーズンを題材にした短篇集だ。
ある高校の卒業式前後の、生徒たちのいろいろな思いを描いている。

少女の教師への淡い恋。あるいは優等生のサボり。別れ話。いろいろな思いが交差するのは、やはり「卒業」という特別なセレモニーだからだろう。
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ラベル:朝井リョウ
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柳広司 ロマンス (5/2012) ☆☆☆☆

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柳広司の、昭和初期を舞台にした作品。
ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に上野のカフェーに呼び出される。嘉人は華族の家だが、珍しく陸軍に所属している。
殺人の容疑は晴れたものの、特高が清彬のところにやってくる。
一方、嘉人の妹、万里子は清彬に思いを寄せているが、ナロードニキ運動に加わり、逮捕されてしまった…。


華族社会で起きた殺人事件と共産主義活動家の摘発。そして、禁断の恋…。退廃と享楽に彩られた帝都の華族社会で混血の子爵・麻倉清彬が辿りついた衝撃の真実。
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posted by 濫読ひで at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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