2009年11月28日

西澤保彦 動機、そして沈黙 (11/2009) ☆☆☆☆1/2


動機、そして沈黙
著者: 西澤保彦
出版社: 中央公論新社
サイズ: 単行本
ページ数: 271p
発行年月: 2009年07月
1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
動機、そして沈黙

西澤保彦の推理小説の短編集。
推理小説、というだけでなく、「意外な結末」というのがそろった短編集、と言ってもいいだろう。もちろん推理小説には意外な結末があるべきなのだが。

「ぼくが彼女にしたこと」
男が殺された。ぼくはその犯人を知っている。それは僕の父だ。交換殺人を頼んだのだが、返り討ちにあったのだと。
僕の父は、別の女性と関係を持っていた。そしてその女性の隣の部屋に住んでいた男が、僕を招き入れてその話を始めたのだ。
だが、話は意外な展開を見せる…続きを読む
ラベル:西澤保彦
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熊谷達也 ゆうとりあ (11/2009) ☆☆☆☆☆


ゆうとりあ
著者: 熊谷達也
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 376p
発行年月: 2009年03月
1,714円 (税込 1,800 円) 送料無料
在庫あり(1〜2日以内に発送予定)

ゆうとりあ

定年退職した克弘は、妻の言葉を聞いて、決断した。 今の埼玉の家を売り払って、富山の田舎の「ゆうとりあ」に引っ越すのだ。

そこは、田舎の土地を安く提供しているところで、都会から何世帯も引っ越してきているという。
定年退職した仲間たちへの対抗意識もあり、また、そこで蕎麦を打って店を出す、という夢も持ったからだ。

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ラベル:熊谷達也
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大沢在昌 罪深き海辺 (11/2009) ☆☆☆☆1/2


罪深き海辺

著者: 大沢在昌
出版社: 毎日新聞社
サイズ: 単行本
ページ数: 498p
発行年月: 2009年07月
1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
罪深き海辺

何もない海辺の田舎町、山岬。 そこにひとりの男がおりたった。干場というその男は、自分の先祖の縁を探してやってきたという。
干場というのはその地域の地主だった。 だが、先代が亡くなった時、すべての財産が市に寄付されたという。

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ラベル:大沢在昌
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2009年11月23日

小路幸也 ブロードアレイ・ミュージアム (11/2009) ☆☆☆☆1/2


ブロードアレイ・ミュージアム
著者: 小路幸也
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 346p
発行年月: 2009年03月
1,571円 (税込 1,650 円) 送料無料
ブロードアレイ・ミュージアム

ニューヨークを舞台にした、小路幸也の作品。
NYなのに度量衡がメートル法なのにはどうしても違和感を覚えるが、それを除けば非常に面白い。

ブロードアレイ・ミュージアムというのは、ブロードウェイの外れにある小さな博物館だ。入口は目立たない。そのため、アポイントメントがない限り、誰もやってこない。続きを読む
ラベル:小路幸也
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2009年11月22日

森見登美彦 宵山万華鏡 (11/2009) ☆☆☆☆1/2


宵山万華鏡
著者: 森見登美彦
出版社: 集英社
サイズ: 単行本
ページ数: 240p
発行年月: 2009年07月
1,300円 (税込 1,365 円)
宵山万華鏡

作者得意の、京都を舞台にしたファンタジー。
京都の「宵山」を舞台にし、ある大がかりな出来事を題材にして、それに直接間接にかかわる人たちの行動を描いている。
最初に、小さい姉妹が出てくる。それは、妹の視点から描かれる。

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ラベル: 森見登美彦
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増田明美 カゼヲキル (1)(2)(3) (11/2009) ☆☆☆☆



カゼヲキル(1)助走 
カゼヲキル(2)激走
カゼヲキル(3)疾走
 
著者: 増田明美
出版社: 講談社
サイズ: 単行本

各 1,300円 (税込 1,365 円) 送料無料
カゼヲキル(1)
カゼヲキル(2)
カゼヲキル(3)

元マラソン選手の増田明美が自分で書いた小説。
主人公の美岬が中学、高校、実業団へと成長していく姿を描いている。
ブログに貼ってある画像を見るとわかるが、いかにも成長している。

美岬は千葉の田舎の中学生。 陸上を始めてみたら、非常に速く走る。注目され、合宿に呼ばれたりして刺激を受ける。そして陸上を続ける決意をするが、今後はけがをする。続きを読む
ラベル:増田明美
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2009年11月15日

伊坂幸太郎 あるキング (11/2009) ☆☆☆☆


あるキング
著者: 伊坂幸太郎
出版社: 徳間書店
サイズ: 単行本
ページ数: 221p
発行年月: 2009年08月
ISBN:9784198627799
本体価格 1,200円 (税込 1,260 円) 送料無料

あるキング

毒舌で知られるあのトヨザキ社長が激賞していた。 そんな本があるのか! というわけで、かなり期待して読んでみた。

これは、野球の天才、山田王求(おうく)の話となる。
王が求め、王によって求められるということで王求。偶然、もうひとつの意味としては、王と求で球になる、というのもある。「からかわれるくらいの試練は楽々と乗り切らなくてはいけないだろう、そう思ったんだ」と父は言った。
仙醍(せんだい)キングスは、常にリーグ最下位に低迷していた。王求の両親は筋金入りのキングスファンだった。 彼らは、王求を育て、キングスに入れることだけに執念を燃やし続けた。
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ラベル:伊坂幸太郎
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荻原浩 オイアウエ漂流記 (11/2009) ☆☆☆☆☆


オイアウエ漂流記
著者: 荻原浩
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 460p
発行年月: 2009年08月
ISBN:9784104689040
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
オイアウエ漂流記

おなじみ、荻原浩の作品。

トンガからラウラに向けて飛ぶ小型飛行機には、日本人グループが乗っていた。リゾート開発会社の塚本賢司。そして上司の河原部長に安田課長。そして女性の菅原主任も同行だ。一行に加え、そのスポンサーになる泰宝グループの野々村副社長もいる。それから、新婚旅行に来た薮内昌人と妻の早織、それから老人と孫仁太のコンビ。あと、外人のサイモンもいる。
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ラベル:荻原浩
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山本 弘 地球移動作戦 (11/2009) ☆☆☆☆1/2


地球移動作戦

ハヤカワSFシリーズ
著者: 山本弘
出版社: 早川書房
サイズ: 単行本
ページ数: 432p
発行年月: 2009年09月
ISBN:9784152090683
本体価格 1,900円 (税込 1,995 円) 送料無料
在庫あり(1〜2日以内に発送予定)
※注文個数によりお届け日が変わることがあります。
地球移動作戦

素晴らしい。そして惜しい。
そんなSFだ。

『妖星ゴラス』という映画を知っている人が読者の中にいるだろうか? 昔の円谷特撮映画で、宇宙からゴラスという星が地球に向かって飛んでくる。人類は力を合わせ、対策を決定した。それは、南極にたくさんのロケットを設置し、そのパワーで地球を動かしてゴラスをよける、というものだった。

さてこのSF小説は、そこから刺激を受けたのかどうかはわからないが、設定としては似ている。

時に西暦2083年。人類はすでに宇宙に進出していた。
「ピアノ・ドライブ」という新たなエンジンというか、タキオンを利用した物理的な作動原理が発明され、それによって人類の生活は著しく変化した。エネルギーの使用が大きく変化したのだ。宇宙の航行も自由になった。
宇宙探査船が、謎の新天体を調査したところ、その星は24年後に地球に迫り、壊滅的な被害をもたらすことがわかった。探査船のメンバーは、船長ブレイドをはじめ、命を犠牲にして、人類にデータを送った。続きを読む
ラベル:山本弘 山本 弘
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麻生荘太郎 闇の中の猫 (11/2009)


闇の中の猫
東京創元社・ミステリ・フロンティア
著者: 麻生荘太郎
出版社: 東京創元社
サイズ: 単行本
ページ数: 345p
発行年月: 2009年09月
ISBN:9784488017576
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料無料
闇の中の猫

ネット上に会員制のサイトがあった。名まえを『猟犬クラブ』。
そこで、妙な書き込みがあった。
そしてその通りの殺人事件が起こったのだ…続きを読む
ラベル:麻生荘太郎
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2009年11月07日

日明恩 ロード&ゴー (11/2009) ☆☆☆☆☆


ロード&ゴー
著者: 日明恩
出版社: 双葉社
サイズ: 単行本
ページ数: 372p
発行年月: 2009年10月
ISBN:9784575236767
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
ロード&ゴー

あなたは、救急車に乗ったことはあるだろうか?
実は私はあるのだが…まさか自分が乗ることになるとは思わなかった。呼んだことは、それより前にもあったのだが。

救急車には、当然のことながら救急隊員が乗っている。救急隊員は、消防のメンバーだ。 全員が救急救命士とは限らない。 消防車の機関員(ドライバー)が運転することもあるのだ。続きを読む
ラベル:日明恩
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江上剛 いつもそばにいるよ (11/2009) ☆☆☆☆1/2


いつもそばにいるよ
著者: 江上剛
出版社: 実業之日本社
サイズ: 単行本
ページ数: 348p
発行年月: 2009年01月
ISBN:9784408535425
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
いつもそばにいるよ

ビジネス小説の江上剛がオカルト小説を?
ちょっと不思議だったが、読んでみてわかった。
これはオカルト小説ではなくて、幽霊が出てくるビジネス小説だということが。

僕は、死んでしまったようだ。死んだ自覚はないが、家族の皆が泣いているし、これは自分の葬式でもある。
なぜ僕は死んだのか?どうやら自殺だったようだ。 だが自分ではその記憶はない。なぜ僕は自殺しなければいけなかったのだろう?続きを読む
ラベル:江上剛
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五十嵐貴久 年下の男の子 (11/2009) ☆☆☆☆


年下の男の子
著者: 五十嵐貴久
出版社: 実業之日本社
サイズ: 単行本
ページ数: 380p
発行年月: 2008年05月
ISBN:9784408535302
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
年下の男の子

このブログにもときどきご訪問くださる、五十嵐貴久さんの作品。
このタイトルを見ると、多くの人が、キャンディーズのヒット曲を思い出すだろう。 まあ近頃の若い人は知らないかもしれないが…キャンディーズの面々も50を超えていることだし…

それはさておき。
わたしは、37歳のOLだ。なんと大きな買い物をしてしまった。マンションだ。 とうとう、やってしまった。これは、一生独身でいるぞ、という宣言でもある。続きを読む
ラベル:五十嵐貴久
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平山瑞穂 全世界のデボラ (10/2009) ☆☆☆☆


全世界のデボラ
想像力の文学
著者: 平山瑞穂
出版社: 早川書房
サイズ: 単行本
ページ数: 316p
発行年月: 2009年05月
ISBN:9784152090294
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料無料
全世界のデボラ

平山瑞穂の短編集。
SFだったりホラー、文学、ミステリ風だったりいろいろだ。

個人的にいいなと思ったのは「棕櫚の名を」だ。誠司は、昔住んでいた地域のルートセールスになった。 二十年前の記憶をたどっていくと、見覚えのある家に行きついた。彼は昔の自宅よりも、そちらへ行きたくなったのだ。 そこには老婦人がいて、彼のことを覚えていた。そして、昔話をはじめた。彼は、子どものころ、その家をよく訪れていたのだ。 その時には、彼女には夫がいたが…



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ラベル:平山瑞穂
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2009年11月05日

熊谷雅人 荒瀬はるか、容赦なし! (11/2009)


荒瀬はるか、容赦なし!
MF文庫J
著者: 熊谷雅人
出版社: メディアファクトリー
サイズ: 文庫
ページ数: 263p
発行年月: 2009年07月
荒瀬はるか、容赦なし!

メディアファクトリーの文庫。
表紙からしていかにもライトノベルだ。
タイトルは…もう少し何とかならなかったのだろうか。荒瀬はるか、って綾瀬はるかみたいなもんじゃないか…
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ラベル:熊谷雅人
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